クラウド電話API 「Twilio」を使ってみよう#1
Twilioとは
先日、クラウド電話API「Twilio」のサービスが日本で開始されました。 Twilioは、クラウド電話APIの分野ですでに実績がある米国の企業で、いろいろな国でサービスを展開しています。 2012年10月にKDDIウェブコミュニケーションズがTwilioと業務提携を締結し、 今回、正式サービスを開始したとのことです。
この、「クラウド電話API」とは、インターネット上から電話をかけたり、電話を受けたりできるサービスです。 サービスに登録すると、050から始まる番号で電話が利用でき、固定電話や携帯電話に発着信が可能になります。 音声合成やオーディオファイルの再生、通話の録音・保存機能、電話会議機能などのAPIが利用できるようになるとのことです。 また、APIも公開されているため、自分でアプリケーションを実装して、 電話の送信/音声を再生/テキストの読み上げなど、いろいろな機能が使用できます。
今回はトライアルアカウントを登録し、動作を確認してみましょう。
Twilioの登録と動作確認
まずはここへいき、利用登録ボタンを押しましょう。
利用情報を登録します。必要事項を入力し、利用開始ボタンを押します。
認証のため、携帯電話番号を入力します。そこへSMSで認証コードが送られてくるので、その番号を入力してSubmitボタンを押しましょう。
これで電話番号が発行されました。
実際に電話をかけてみましょう。「通話をかける」タブを選択し、テキストフィールドに適当なメッセージを入力、 Make Callボタンを押すと、さきほどSMSがきた携帯電話に非通知の電話がかかってきます。 電話にでると、何やら英語が流れたあと、テキストフィールドのメッセージが自動音声で読み上げられます。
電話を固定メッセージで受けることもできます。 テキストフィールドに適当な文言を入力し(日本語でもOK)、電話をかけてみましょう。 番号は、+81の部分を0に置き換えた番号にかけます。
電話をかけると、テキストフィールドのメッセージが読み上げられます。
まとめ
アカウント登録から実際に割り振られた番号を使用して、受発信を確認してみました。 簡単にWebと電話の連携が確認できたと思います。
また、アカウント登録ができると、ダッシュボードを使うことができるようになります。 電話番号の購入やアカウントのアップグレードもここから可能になっています。 また、「クイックスタートチュートリアル」や「APIリファレンス」といったリンクもあるかと思います。 先ほど、「APIが公開されている」といいましたが、APIを使ってアプリケーションを作成するドキュメントもすでにそろっています。 次回はAPIからTwilioを使ってみましょう。